「お人形のように可愛くなりたい」と願うロリータファッションを着る女の子は多いが、同じようにお人形自体が大好きな子もまた多い。

ドールの中でもロリータに特に人気が高いブライスやプーリップ、スーパードルフィーをはじめ、ロリータブランドとのコラボ、人形作家についても触れていこうと思う。

ブライス

(参考)http://www.juniemoon.jp/news/2015/05/angelic-pretty.html

ブライスとは、アメリカのケナー社に所属していたアリソン・キャツマンによりデザインされ発売された着せ替え人形である。

大きな頭部に華奢なボディの3等身のスタイルが特徴。しかし、当時は人気が振るわずに、わずか1年で生産が打ち切られたという。

その後写真集が出版されたり、パルコのキャンペーンに使用されるなどして日本での人気に火がつき、2001年から株式会社タカラよりレプリカのネオブライスが発売されたという歴史がある。

現在では日本のみならず各国で注目され、ネオブライスの人気を受けてアメリカでも復刻版が販売されている。ファッションドールであるため、ファッションブランドやアーティストとのコラボレーションも多数販売されており、ロリータブランドであるBABY,THE STARS SHINE BRIGHTやAngelic Prettyとのコラボも見られる。

ブライスオーナーには自分でドールをカスタムする人も多い。

プーリップ

プーリップとは、韓国のデザイン集団、天上天下が制作する1/6スケールの人形である。

こちらもブライス同様ファッションドールであり、衣装やメイク、ヘアスタイルを変えることで「今の気分」を体現した様々なプーリップが発売されている。

頭部の後ろにはレバーがあり、アイ・ギミックで視線を動かしたりウィンクをさせたりすることができるのが魅力。ファッションブランドの他、アニメやサンリオキャアラクターなどともコラボした商品があり、中でもアニメ「美少女戦士セーラームーン」や「ローゼンメイデン」とのコラボはロリータに人気を誇っている。

スーパードルフィー

スーパードルフィーとは、ボークスから発売される1/6サイズカスタマイズドールで球体間接人形。

オーナーによるカスタマイズを前提とした商品で、着せ替えやウィッグの交換、ドールアイの取替えだけでなく、フェイスのリペイントや削り、パテ盛りによる改造まで、かなり自由度の高いカスタマイズを楽しむことができる。

スーパードルフィーをお迎えするには、ボークスの店頭で常時販売されており、メイクなども全て施され、衣装もセットとなっているスタンダーモデルが1番手軽な方法となっている。

しかし、「天使のすみか」および「天使の里」と呼ばれる店舗のみでオーダーできるフルチョイスは、ボディーパーツ、瞳、髪色、メイクなどを自由に選んでオーダーできるため、スーパードルフィーファンにはかなり人気が高い。

ロリータファッションブランドとも数多くコラボしており、今までにコラボレーションモデルが発売されたブランドは、BABY, THE STARS SHINE BRIGHT、BLACK PEACE NOW、ATELIER-PIERROT、h.NAOTOである。

また、下妻物語が映画化された際には、主人公の竜ヶ崎桃子をモデルにしたスーパードルフィーが発売され、これには1対1対シリアルナンバーが入っている。

リビングデッド・ドールズ

リビングデッド・ドールズとは、、アメリカ、メズコ社から発売される27cmサイズの人形。「リビデ」、「LDD」と略される。

生ける屍をモチーフとしたこのドールは棺桶型のケースに入れられ販売され、その姿は不気味と呼ぶに相応しい。各人形には死因を記した死亡証明書が添えられている。

ハリウッド映画などとコラボした商品も発売されており、先に紹介した3つよりもマイナーではあるが、ファンは多い。

女児モデルにはゴシック&ロリータの衣装がよく合うため衣装を手作りする人も多く、また公式に販売されるときの衣装もゴシック&ロリータを模していると思われるものも多い。

恋月姫

(参考)http://koitsukihime.jp/mobile/gallery/Another/index.html

恋月姫は、ゴシック&ロリータバイブルなどでも度々紹介される、日本の人気人形作家。ヨーロッパの少女のような恋月姫さんのドールは、端正な顔にやわらかな質感が特徴の球体間接人形。

女性特有の美しい肉付きをリアルに表現し、手足の先まで繊細に、精巧につくられている。

「どんなに目を合わせようとしても決して合わせてくれない」その少女は、どこか虚空を見つめているような憂いを帯びた表情をしている。

まるで今にもゆっくりと動き出しそうなその少女たちは、ため息が出るほど美しく、ロリータならきっと好きなはず。

神秘的で妖艶なビスクドールを、まだ知らなかったという人はぜひ見てほしいと思う。

清水真理

清水真理は日本の人形作家であり、球体間接人形のほか、実験的な人形オブジェ作品を制作する。幼少の頃からヨーロッパのアンティークドールに興味を示し、現在もそれを独自のセンスで表現している。

バンド」ムック」のCDジャケットに、彼女の人形写真が使用され注目を集めた。

また、ロリータにも人気のブランド「ペイ* デ* フェ」とのコラボレーションワンピースを発表している。

まとめ

それぞれが個性を持ったドールたちは、美しいひとつの作品としてただ眺めたり、着せ替えて写真を撮ったり、自分好みでカスタムしたりと楽しみ方も人それぞれ。

中には一から自分でドールを作る方もいるほどだ。ドールオーナーのロリータ同士のお茶会もあるので、ドールとお揃いの服でお出かけするのも楽しいかもしれない。

執筆者について(おめぐ)