パンクとロリータをミックスしたスタイルのパンクロリータは「ロリータパンク」と呼んだり「ロリパン」と略されることもある。

ふりふりのお姫様のようなロリータファッションと、クールで激しいパンクファッションは相反するように思うが、その組み合わせはみなさんもご存知のように甘辛テイストがクセになる可愛さである。
この記事ではパンクロリータについて解説していく。

パンクロリータとは

(参考)http://kerashop.jp/U1301.doit?goods=4739447

ロリータファッションにパンキッシュなテイストをプラスしたパンクロリータ。

そもそもロリータファッションは、パンク、ニューウェーブ・ムーヴメントを代表するバンド「セックス・ピストルズ」を世に送り出したVivienne Westwoodの影響を強く受けており、パンクとの繋がりが深いと言える。

パンクロリータではロリータのふんわりとしたシルエットのスカートよりも短めのものや、プリーツスカート、アシンメトリーなデサインのものが多く着られる。

タータンチェック柄やボーダー、ダイヤ柄などがよく使われ、色は黒、赤、紫、ショッキングピンクなどのはっきりとした色が特徴的。

服や小物にはチェーンやスタッツ、安全ピンなどのパンクファッションで用いられる金属パーツがよく使われ、ファスナーやボタンも敢えて目立つようにデザインされているものも多い。

他のロリータファッションよりもかなりカジュアルダウンされたスタイルのため、ロリータファッションブランド以外のアイテムとも組み合わせが楽しみやすい。

スチームパンクロリータとは

(参考)http://what-the-hell-is-steampunk.tumblr.com/post/103249842030/sorry-i-couldnt-find-the-source

パンクロリータとはテイストが異なるが、スチームパンクを取り入れたスチームパンクロリータというものもある。

スチームパンクとはSFのサブジャンルのひとつであり、定義はさまざまだが19世紀産業革命の時代を舞台とした仮想世界のことをいう。

蒸気機関が広く使われている設定で、ヴィクトリア朝のイギリスや、西部開拓時代のアメリカを舞台とすることが多い。

このアンティークな世界観に、時代錯誤な蒸気機関や歯車などのモチーフを取り入れたようなファッションがスチームパンクファッションである。

そこへ更にロリータ要素を加えることでスチームパンクロリータとなる。主に海外で流行しているが、日本でも近年増加傾向にある。

スモーキーな色合いのブラウンやベージュ(カーキのようなグリーンがかっているものが多い)をメインにコーディネートする。

柄も19世紀のヨーロッパを思わせるような壁紙のようなパターンなどがよく描かれる。小物には金属が多く使われるが、その金属部分もビンテージ加工、アンティーク加工がされている。歯車や懐中時計、アンティークキーなどがよく用いられるモチーフである。

パンクロリータの代表ブランド

・「PUTUMAYO」
長谷川俊介がマネージャー兼デザイナーを務めるブランド。
「可愛らしさの中に含む毒」をコンセプトにしている。
ロリータやパンク、ゴシック、スクール系のテイストをカジュアルに落とし込み、着ることを楽しむことのできる服作りを常に目指している。
リーズナブルでシンプルなデザインが多く、コーディネートもしやすいため初心者にもおすすめ。
パーカーやカットソーは普段使いもできるデザイン。

・「ALGONQUINS」
カテゴリーにとらわれない発想で常に新鮮なものを見い出し、カジュアルなゴシック・パンクアイテムを多く展開しているブランド。
シルエットを基本に、さまざまなテイストを取り入れている。
そして着る人が自由な組み合わせでコーディネートすることができ、”新しい発見が感じられる”ことを目指している。
ALGONQUINSもお手頃価格の商品が多い。
L’Arc~en~CielのHYDEが愛用しているブランドとしても有名である。

・「h.NAOTO」
ゴシックロリータの記事でも紹介したh.NAOTOは、パンクロリータアイテムも数多く扱っている。
廣岡直人がデザイナーを務める株式会社キンクスのブランド。
ゴシックロリータを中心に、パンク、ビジュアル系などのクール ジャパン・カルチャーを積極的に取り込んだデザインが特徴。
上記以外にもアーミールックやバイカーファッションなどジャンルに捕らわれない様々なアイテムを展開している。
「h.naoto steame」ではスチームパンクの服を取り扱っている。

・「MAXICIMAM」
専門学校の同級生であった黒玉と黒猫が立ち上げたブランド。
クラロリやスチームパンク、ゴシックロリータなどのアイテムを複数のラインで展開している。
パンクファッションはその中の「MA」で扱っている。
価格設定は比較的低めで、一万円以下のワンピースやジャンパースカートもある。
ラブリーマキシマムとして、大きいサイズのお洋服も作っている。

まとめ

ロリータの可愛さとパンキッシュなテイストがミックスされたパンクロリータは、カジュアルなシーンでも取り入れやすいロリータファッション。

パンクやロックなどの音楽シーンでも好まれ、愛好家も多い。「NANA」や「デスノート」など、多くの漫画でもパンクロリータを愛用するキャラクターが登場し、普段ロリータファッションに興味がない人への認知度も高い。

SFジャンルの1つであるスチームパンクを取り入れたスチームパンクロリータは主に海外で人気である。その幻想的な世界観は、一度のめり込んだら抜け出せなくなること間違いなしだ。

執筆者について(おめぐ)