ロリータの少女らしさは残しつつ、大人っぽく、どこかノスタルジックな雰囲気のあるクラシカルロリータ。

他のロリータファッションよりも落ち着いた印象で着こなせるため、幅広い年齢層に人気のスタイルとなっている。
この記事ではクラシカルロリータについてまとめていく。

クラシカルロリータとは

(参考)https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/480021808X/fashionb-22/

クラシカルロリータは、スウィートロリータよりもシンプルで大人っぽく、落ち着いたデザイン、カラーが特徴である。
ロココやヴィクトリアン時代のデザインやモチーフを多く取り入れ、ヨーロピアンクラシカルなスタイルにまとまっている。

生成りやブラウン、ボルドー、スモーキーピンクなどのアンティーク調のカラーが多く使用される。
ロリータの少女性を残した良いとこのお嬢様のようなスタイルが多いが、中にはもっと大人っぽい貴婦人のようなデザインもある。

ロリータ特有の大きく膨らんだスカートだけでなく、エンパイアラインのものや長めのスカートもあり、スウィートロリータを卒業してクラシカルロリータを中心に着るようになるという人も多い。

柄はヨーロッパの茶器や壁紙にあるような薔薇などの花柄が中心で、秋冬にはコブラン織りやジャガードを使用したものも人気。

クラシカルロリータのオリジナルプリント

(参考)http://tokyofashion.com/juliette-et-justine-victorian-maiden-butterflies/

無地や落ち着いた花柄などが中心だったクラシカルロリータも、2012年頃からは絵画やステンドグラスのような華やかなテキルタイルも定番になってきた。

その華やかで独創的なオリジナルプリントで定評のあるJuliette et Justineは、ロココ調の絵画や教会のステンドグラスなどといったモチーフを大きく贅沢にプリントし、まるでそのドレス1着が芸術品のような仕上がりとなっている。

Juliette et Justineがはじめてゴシック&ロリータバイブルに大きく掲載されたときには、その斬新さとロリータの好きなテイストを前面に押し出したデザインで読者の心を鷲掴みにしたものであった。

その他にクラシカルロリータで人気だったオリジナルプリントと言えば、Innocent Worldの「ローテンブルクシリーズ」が挙げられる。

ドイツの荘厳な街並みが繊細なタッチで描かれ、裾にかけてのグラデーションが夕焼け・夜空の雰囲気をよりノスタルジックに、美しく表現されており普段クラシカルロリータを着ないスウィートロリータやゴシック&ロリータを好む層からも人気を集めた。

繊細で壮大なイメージのオリジナルプリントが話題に上る一方で、定番の薔薇や木苺柄や、裾のみにさりげないプリントや刺繍を施した可愛らしい雰囲気のものも根強い人気がある。

クラシカルロリータの代表ブランド

・「Innocent World」
ヨーロッパの可愛らしいクラシカルなお嬢様スタイルを中心としたデザインが多い。
落ち着いた可愛らしさがあるオリジナルプリントが人気。
無地のシンプルなジャンパースカートも豊富で、その上品なフリルやレース使いが可愛い。
ブラウスにはロリータブランドでは珍しくサイズ展開があり、自分に合ったサイズで美しく着こなすことができ、
また生成りやピンクベージュ、淡いブルーグレー等と使いやすくオリジナリティのあるカラーが豊富。
立ち襟のブラウスは上品さがアップするのでおすすめ。

・「Victorian maiden」
ヴィクトリア朝時代の乙女のような、上品でクラシカルなスタイルが多い。
長めのスカートや、後ろ部分にボリュームを出したバッスルデザインのスカートが人気。
花柄などもヨーロッパの壁紙のような落ち着いた印象に。
渋めの色使いに華やかなデザインがマッチして、昔からのファンも多い。

・「Mary Magdalene」
砂糖菓子のような可憐な可愛らしさに、妖艶な小悪魔のような美しさの二面性をテーマにしたブランド。
少女服の甘いテイストをベースに、ボディラインが美しく出るシルエットの服が特徴。
ウエストラインの女性らしさを強調したデザインは特に人気が高く、着る人の魅力を最大限に引き出してくれる。

・「Juliette et Justine」
東西の古典文学からインスパイアされた、クラシックでエレガントな世界観を絵画プリントで表現している。
前述したようにロココ調の絵画プリントのほか、童話や猫などの可愛らしいモチーフも、荘厳で優美な印象に仕上げている。
唯一の直営店である兵庫県尼崎市の本店も、予約なしでは入店することができず、主にセレクトショップや通販で購入できる。
デザイナー兼オーナーの中村真理さんは、Victorian Maidenの初代デザイナーであり立体裁断を得意とする。

・「EXCENTRIQUE」
上質でリリカルなお洋服、物語を閉じ込めたのような濃密な世界観をコンセプトにしている。
ヨーロッパの伝統的な製法と日本人の体格を研究し尽し、独自のパターンでコルセットを作っている。
着心地の良さと美しいシルエットのそのコルセットは、エクサントリークのシグネチャーとなっている。
スカートもロリータ特有のパニエで大きく膨らますタイプのものよりも、大人っぽいエンパイアラインのものが多い。
少女らしさもあるが甘すぎない、セーラーカラーのアイテムの人気が高い。

まとめ

クラシカルロリータは他のロリータファッションに比べてシンプルで落ち着いたデザインとなっているため、初めてロリータファッションに挑戦する人にも着やすいデザインとなっている。

ロリータに憧れるけど甘ロリやゴスロリは少し敷居が高いと感じている人は、クラシカルロリータから始めてみてはいかがだろうか。

執筆者について(おめぐ)