今回ご紹介するのは、漢方医学由来の漢方薬についてです。有名な種類とどのような効き方をするのか、筆者の体験談を踏まえて書いていきたいと思います。ほとんど副作用もなく、自分の身体の自然治癒力を高めるような作用をするので、自分に見合った漢方薬があるかもしれません。又は西洋医学ではどうにもならなかった効き方を体感できるのが漢方薬という事もよくあるので、漢方薬に配合されている生薬も紹介していきたいと思います。

漢方薬ってどういうものなのか?

漢方医学には西洋医学とは治療方針が違うという点があります。西洋医学では身体に不調があれば病院を受診して詳しく検査やなぜそのような病状になってしまったのかを調べて、その症状を治癒させるという目的での考えがあります。漢方医学は独自の指針があり病気を「身体のバランスの乱れ」という考えがあり、見合った漢方薬で身体全体のバランスを整えるという治療を行い結果的に症状の改善を行うという考えです。漢方医学には多種類の漢方薬があり、その漢方薬には様々な生薬が配合されています。自分の身体に見合った漢方薬を見つける事がとても重要です。市販でもよく漢方薬が販売されていますが、選ぶのには非常に難しい部分がありますので、医師の診断のもと処方してもらうのが一番だと思います。

漢方薬に含まれる生薬とはどのようなものがあるのか?

・オウギ:利尿作用、強壮作用      ・ボウフウ:感冒、関節痛、下痢
・オウヒ:鎮咳、排膿          ・マオウ:鎮咳、感冒、関節痛
・カンゾウ:緩和、鎮痛作用       ・テンマ:頭痛、眩暈、痙攣
・カッコン:発汗、解熱作用、鎮痙    ・ショウマ:解熱、皮膚炎、健胃
・サイコ:解熱作用、鎮痛作用、消炎作用 ・キクカ:眼病、頭痛
・シャクヤク:腹痛、婦人病       ・アイソウ:月経不順、痔
・ダイオウ:便秘、消炎作用、利胆    ・ボレイ:不眠、動悸、消腫
・ニンジン:滋養強壮、胃腸虚弱     ・ビャクシ:頭痛、鼻炎、感冒

主な生薬と効能を列挙しましたがこの他にも100種類以上の生薬が存在します。植物性のものから動物性のものまで様々です。中には鉱石も生薬として存在します。これらの生薬を何種類も配合することで「漢方薬」として存在します。

現代人に良く処方される主な漢方薬

(防風通聖散)ぼうふうつうしょうさん
この漢方薬はよくテレビの宣伝でも流れていますが、内臓脂肪の燃焼効果が期待できます。元々は便秘症の方やむくみがある方に適応の漢方薬なのですが、そういった効能が、内臓脂肪の燃焼へと繋がるという訳で販売されています。
筆者も服用していますが、便通が良くなり、頻尿になって、少しポッコリ出ていたお腹がへこみました。しかし元々お通じが良すぎる方は下痢に注意しましょう。又、体力のある方向けの漢方薬になります。

(補中益気湯)ほちゅうえっきとう
この漢方薬は体力と気力を補い、免疫力アップの効能があります。特に精神的な疲れを癒してくれる漢方薬になります。長引く風邪にも効果があり、病後の体力回復、抗ガン剤服用中の体力補強の時に処方される事もあります。この漢方薬も筆者は服用暦があり、服用初めて2週間程で「なんだか疲れにくい身体になったような感じがする」という実感がありました。ストレスが溜まって朝が辛い方にも良く効くかと思います。

(葛根湯)かっこんとう
この漢方薬は日本人にとって一番メジャーな存在だと思いますが、実は服薬するタイミングが非常に大事な漢方薬ですので説明致します。よく風邪の引き始めに効果ありと言われていますが、ポイントは「ぞくぞくする寒気」「鼻のムズムズ感」の症状時が服薬のベストタイミングです。逆にすでに熱が出ている場合や喉が痛む時にはあまり効果がないとされています。又、葛根湯には血行を促進する生薬が配合されている為に肩こりや頭痛はもちろん、イライラする場合や「なんだか調子が悪い」という時に効果が期待できます。葛根湯はこれだけ万能な為に有名な漢方薬になった理由があります。

漢方薬の飲み合わせと注意

一番気を付けたいのが、漢方薬自体にはほとんど副作用は認められませんが、「飲み合わせ」に気をつけたい所です。例えば利尿剤を服用しているのに、利尿作用のある漢方薬を服用すると、作用が重複してしまう為、身体には良くないという事です(過剰作用)。なので、このように気をつけるべき点としては「作用が重複してないか」になるので、医師へ相談の上処方を受けるのが良いとされる所以です。

まとめ

漢方薬はなかなか飲みずらいですが、オブラートに包む等して服用すると良いと思います。又、種類も大変多く1つの漢方薬に様々な効能があるものが多いので、もし服用しているお薬があればお薬手帳を持参して病院や薬局に提示すると過剰作用になっていないか医師や薬剤師がわかるので良いと思います。たかが漢方薬と思いきや、それなりの有効成分が含まれているので服用を続ける事で効果を発揮し、「自然治癒力」を高めるのが漢方薬なのです。

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