今回は未だマニアの方や、小さいお子様も飼っている方も多くなってきた「オオクワガタ」についてご紹介していきたいと思います。筆者もかれこれ5年程ブリーディングをしています。一昔前までは1000万円という値段もついた事のあるオオクワガタですが、現在はある程度価格も落ち着いています。オオクワガタを購入又は採集して、産卵・羽化させる事(ブリーディング)を主にされている方も多いと思います。そんなオオクワガタにはどんな魅力があるのか?最高にかっこいいオオクワガタについて書いていきたいと思います。

オオクワガタがなぜ流行っているのか

クワガタと聞けば特に女性の方々からは、ゴキブリと変わらない!とよく聞きます(笑)まあ黒光りしたあの固体ではそう見えてしまうのも無理はありません。しかしマニアの魅惑の一つにその神々しい光沢と顎の形、他のクワガタにはない、くすぶる愛らしい性格にとても魅了されます。
オオクワガタの寿命は約2~3年という長生きしてくれるクワガタです。そして、性格も温厚でほとんどケンカを嫌い日中は木の穴倉に身を潜めている事が多い程です。最近ではオオクワガタを自然で見る事はとても困難を極めます。実は絶滅危惧種にも指定されています。一昔前に乱獲があったのも原因の一つだと思います。しかし、現在では人口繁殖を簡単にできる為に自然の固体ではないもののショップには様々な大きさや、ブランド名を付けられた固体が多く販売されています。ブリーダーにも色々な目的があります。80mmを越える固体を羽化させる事や顎の形にこだわって、親種の遺伝性も考えて羽化させる方等様々です。自然で採集できるオオクワガタで80mmを越える固体はまず居ません。まれに「見つけた」という方もいますが、もしかすると80mmの固体を自然に放してしまったものかもしれません。なぜそんな大きな固体を羽化できるのかというと「菌糸瓶」という栄養たっぷりの菌床の登場が大きな要因です。オオクワガタはとても貴重な存在なので、現代の大人は心惹かれてしまうのです。

オオクワガタを大きく美しく育てるには

先ほども解説した通り「菌糸瓶」の登場はとても大きな存在です。元々自然界のオオクワガタはクヌギ・コナラ・ブナナ等が白色腐朽菌による影響で、いわば腐れて倒木した木に産卵を好みます。このように白色腐朽菌による腐敗した木はオオクワガタの幼虫にとって、豊富な栄養源となります。それを人工的に瓶に再現したものを「菌糸瓶」と言います。クワガタはもちろんカブトムシも幼虫の時の大きさで、成虫になった時の大きさが決まります。成虫になってから大きくなる事はないのです。なので菌糸瓶の登場はとても大きな影響を及ぼしました。そしてもう一つ大事なことが「血統」です。やはり大きな固体で顎が大きなオスと50mm程の良血統の交配はとてもキーポイントになります。私はお金を極力掛けたくないので、良血統の幼虫を購入し菌糸瓶で育てます。
いくら安くなったとしても80mmを越えて良血統のオオクワガタは高いもので30万円を越えます。そこまではしなくともその親種の幼虫であればもっと安価で購入できるので買っても育てながら、さらに交配させて完成までもっていく楽しさが親心としてあります。それだけオオクワガタマニアは命を大事にとても大切に育てます。

外国産オオクワガタ

昔は輸入禁止だった外国産が現代では可能になっています。そこで、やはり「オオクワガタ」にも外国産が存在するのでブリーディングされる方も多く居ます。私は「アンタエウスオオクワガタ」という固体を買っています。ちょっと浮気心で「世界一美しいクワガタ」で有名なニジイロクワガタもブリーディング中です(笑)
国産オオクワガタは飼育はとても簡単なのですが、外国産は高地に棲んでいるものもあり温度管理が必須用件となります。なので、国産オオクワガタでブリーディングが慣れた方が購入される事の方が多いようです。しかし、外国産でもそこまで高値ではないのでショップで販売されています。もし、外国産オオクワガタを手に取って観て下さい。形はおおまか変わらないのですが、顎の形や光沢が独特でカッコいいの一言につきます。私が買っているアンタエウスオオクワガタは国産オオクワガタの内歯がかなり内側に湾曲しとてもたくましく見えるオオクワガタです。ギリシャ神話で登場する「アンタイオス」が名前の由来です。

まとめ

今回オオクワガタの魅力について説明していきましたが、話せばまだまだキリが無い程、虜になってしまうクワガタです。日本の自然界でも数は極端に減ってしまいましたが、自然でオオクワガタを見つけるのが子供の頃からの夢でもあります。しかし、最近は放虫してしまう方も中にはいらっしゃるのでそれだけは注意しましょう。特に外国産は生態系を壊してしまう原因にも成りかねません。自宅でじっくりと愛情を注ぎながら育てる幸せはオオクワガタブリーダーにしか分からないものがありますね。

執筆者について(masa)