当時プレイステーション2に対抗するために発売されたドリームキャスト。そのドリームキャストのセンセーショナルなCM に惹かれて、ドリームキャスト本体を手に取った人は多いのではないでしょうか。

僕もそのうちの1人で、ドリームキャストでどのようなゲームを遊ぶか悩みました。その中で手に取ったのが、このゾンビリベンジです。

ベルトスクロールアクションというものは昔から多かったのですが、そのベルトスクロールアクションが3D になったというふれこみ。これは面白そうだとジャケット買いしたのですがそんなゾンビリベンジ、とんでもないソフトだったのです。

「ゾンビリベンジ」とは

ゾンビリベンジゾンビリベンジは3Dベルトスクロールアクションゲームです。

元々はアーケードゲームからの移植。それをドリームキャストに移植して販売されたものです。

ダイナマイト刑事と言われる当時のセガを代表と言っても過言ではない作品の流れを持っており、3D ベルトスクロールアクションゲームとしては非常に良質な作りとなっています。

基本的にはそのステージである一定の量のゾンビを倒すことができたら、次のステージに進むことができ、またそこで倒したら次のステージに、ということをずっと繰り返していくゲームなります。

「ゾンビリベンジ」の良ゲー要素

このゾンビリベンジベルトスクロールアクションとしても非常に面白いのですが、僕の胸を貫いたのは毒島力也というキャラクターです。終始英語でかわされる世界。

日本人が参戦できる余地の全く無いのですが、アフロでサングラスという一体どういう関係があってそこにいたのかとプレイヤーの度肝を抜いたキャラクター、それが毒島力也です。毒島力也は松田優作をモデルにしているようで、欧米人しかいない世界の中で非常に異彩を放っています。

またキャラクターとしても非常に魅力的で、皆が淡々と英語で話している中、日本語で一言「邪気を感じる」など、全く唐突で、会話に合っていないセリフを言ったりと当時のゲーマーをびっくりさせたものです。

またその毒島力也の操作性は、非常に面白いものが多く、基本的にはピストルなどの重機を使って、ゾンビを倒すのですが、毒島力也は格闘術に長けており、4の字固めなどの絞め技や毒島流花火など、もはやどういうふうに表現したらいいかわからない技など、格闘術が非常に楽しく、毒島力也を扱っているだけで時間忘れてしまうということがよくありました。

ここまで毒島力也のことしか言っていませんが毒島力也以外にも魅力があります。ベルトスクロールアクションものでありがちな敵を倒すだけということもなく、タイミングを合わせてボタンを押さなければならないシーンがあったり、ステージの奥から攻撃を受けたり障害物があったりとプレイヤーを飽きさせない工夫というものが数多く存在します。

「ゾンビリベンジ」のクソゲー要素

このゾンビリベンジ、難易度が非常に高いゲームとしても有名です。なぜ難しいゲームなのか、それは終盤に行くにつれてゾンビがなかなか死なないのです。いくら殴ったり蹴ったりしても、死にません。

毒島力也が殴ったり蹴ったりしてる最中に他のゾンビが襲いかかってきて一気に死んでしまうという事が非常に多かったです。特に毒島力也の魅力に惹かれて、毒島力也ばかり使ってる人はクリアも難しくなってきます。

毒島力也の魅力である掴み技や格闘術をしようとゾンビに攻撃していると、他のゾンビから邪魔され一気に毒島力也が死んでしまうという悪循環に陥ってしまったのです。

結局のところ、クリアするためには拳銃などの火器をうまく使って倒さなければいけないということに気づき、最終的には毒島力也の持ち味である掴み技や格闘術というものを封印しクリアすることに徹するという、ものすごく寂しい思いをした記憶があります。

毒島力也がこのゾンビリベンジの魅力であるにもかかわらず、終盤に行くにつれ、毒島力也の得意技である掴み技や格闘術がゾンビに全く効かなくなるというのは悲しいものです。

まとめ

ゾンビリベンジはドリームキャストを代表するベルトスクロールアクションと言っても過言ではありません。ドリームキャストで面白かったゲームは?と聞かれるとゾンビリベンジを挙げる人は多いのではないでしょうか。

その魅力の一端を担うのは毒島力也というキャラクターです。西欧人しかいない世界観の中にただ1人いる毒島力也。

日本人でもそんな奴いないだろというような風貌と、その技。あまりも魅力的すぎて未だに他の作品でも毒島力也は取り上げられるほど人気キャラクターです。

ゾンビリベンジは難しいゲームであるため、攻略方法をしっかりとしなければ最後までクリアすることはできません。ゲーム秋板に出てくるゾンビを倒すためにはピストルなどをうまくつかわなければならないのです。

毒島力也の得意技である格闘術や掴み技というものは最終的には使えず、毒島力也が使いたいからゾンビリベンジをしてるという人にとっては非常に苦しい展開になってしまうのです。

もっと毒島力也を使っていたいと思っているにかからず、そうはさせてくれない厳しいゾンビリベンジ。結局序盤の方で毒島力也を心おきなく扱い続けて、毒島力也でクリアできなくなってしまったら、それはそれでいいという結論に僕は至ってしまったのですが、毒島力也が迎えるエンディングというものを僕の代わりに誰か見てくれないでしょうか。

執筆者について(かずお)