いじめ相談対策の口コミ・経験談・アドバイス0062私は小学校三年生から一年半いじめを受けていました。
いじめられるきっかけがなんだったのかは分かりませんが、後々クラスメートに話しを聞くと「名前」「暗そう」という事でした。名前というのは今でこそキラキラネームなどと言われ様々な名前が流行っていますが、私が小学生の頃はそんなキラキラネームはほとんどいなくて私の名前が変わっていてからかいやすかったようです。
そして暗そうというのは休み時間のたびに鞄から図書館で借りた本を出して読んでいたので、その辺りから暗いと判断されたようです。

いじめの実害としては、私が提出するプリントは殆ど名前の欄に落書きがされていたり、黒板の日直の時の名前にも落書き、机の落書き、無視される、からかわれる、席替えのときに隣の子が嫌がる、と言ったものでした。
実行犯は主に男子二人。他のクラスメートは積極的にいじめに参加はしないもののあおられて行っている感じでした。
その当時はSNS等のインターネットツールはまだそこまで発達しておらず、携帯電話も普及していなかったので学校の中だけのいじめで終わったのは今考えるとすごく良かった事のように思えます。
落書きなども油性ペンではなく消せるようなもので書かれている事が多かったです。
その当時はものすごく悲しく、ショックで学校に行きたくないと親に訴える事も多かったのですが、親は病気じゃないなら行きなさいの一点張りで、私もじきに訴える事をやめました。
分かってもらえないのが辛かったのもありますが、やはり大事にしたくなかったという事もありました。
担任の先生には何かされるたびにその都度報告していましたが、あの当時は「いじめ」という単語もそれほど浸透していなかった頃なので「みんなあなたと友達になりたいから、からかっているのよ」という変な慰めで終わり、そのうち先生に訴える事もやめました。

小学校三年生の思い出は本当に少ないです。覚えているのは「先生はなにもしてくれない」という今思えば絶望のような感情と、「学校に行きたくない」という思いだけでした。
クラスで唯一仲が良いと思っていた幼稚園からの友達までもが私の提出したプリントに落書きしているのを目撃した時の絶望感はとても文章では表現できません。涙も出ないほどの衝撃でした。

私が通っていた学校は毎年クラス替えがあったので、三年生の三学期は早く過ぎてほしいという思いでいっぱいでした。しかし四月になり待ちに待ったクラス替えは行われたものの、実行犯の2人組のうちの1人はまた同じクラスになってしまったので劇的には好転しませんでした。
しかしなんとなく私に対するいじめの風潮は無くなりはしませんでしたが徐々に薄れていたように感じていました。
そして何ヶ月か過ぎたある日、突然事件が起こりました。

その頃私は休み時間のたびにからかいに来るクラスが変わった男子生徒をかわすべくトイレに籠るようになっていました。
いつもなら休み時間のチャイムと同時に席を立ちトイレに駆け込んでいたのですが、その日は前の授業が長引いて席を離れる間もなくいじめっ子がやってきたのです。
いじめっ子は私の席の前に立ち、今思えばたわいのない事だったと思いますが、なにか私を傷つける言葉を言っていました。
一年以上いじめられていた私は大抵の事を流す能力を身につけていましたがあまりにイロイロ言われすぎた為にポロポロ泣き出してしまいました。
学校で泣く事は恥ずかしい事だと言う事は分かっていましたが、その日は涙を止められずずっと泣いて、次の授業時間のチャイムが鳴っても泣いていました。

そして担任の先生が入ってきました。ちょうどその時間は「道徳」の時間でした。
何を言われて泣いたのかは綺麗さっぱり忘れましたが、道徳の時間はよく覚えています。
そして担任の怒った顔も。

四年の担任の先生はすごく熱血指導の先生でした。運動会や文化祭などで泣くのは当たり前のような感情の起伏の激しい先生で、いつも朝の会にはギターを持ってきて弾き語りをしていました。
そんな先生に泣いているところを発見され、その日の道徳の時間はえらい事になりました。
まず先生は私が泣いているというところに激怒し直接私を虐めていた男子生徒を叱りはじめました。本気で怒った大人をみること自体あまり無い事で、その男子生徒たちは泣き出していました。
そして先生は私に今まで何があったのかを聞いてきました。
私は「今までずっとからかわれていじめられていた」ということをクラスメートの前で説明するハメになりました。
先生は黙って私の話を聞いていてくれたのですが、私がいたたまれなかったのは他のクラスメート全員が貝のように口をつぐんだままその話を聞いていた事です。中にはもちろん積極的ではないにしても私をいじめていた人たちもいます。

先生は私の話が終わるとクラス全員に「いじめられているのを知っていて見て見ぬ振りをすれば進んでいじめていた事と変わりはない!!」と大声で言ってくれました。
そして泣きながら今まで気がつかなかった事を私に謝ってくれました。

私はそのとき「もう学校で泣くのはやめよう、クラスを巻き込んで大変な事になる」と思っていました。
自分がいじめられていて、それを先生が止めてくれたという事は勿論嬉しかったハズなのですが、クラス中に注目された事が一番恥ずかしかったのを昨日の事に用に思い出せます。

私はその時の担任の先生に今でも感謝しています、終わりはこないと思っていたいじめが終わったこと。先生がちゃんと私の気持ちに寄り添ってくれたこと。クラス全員を叱ってくれたこと。
そして私は少し成長し、いじめられている子に寄り添うことを学び、中学校ではいじめを止めることもできました。
いじめられている子を助けないのはいじめを積極的にしていることと変わらない、傍観は罪であると先生に教わったからです。

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