いじめ相談対策の口コミ・経験談・アドバイス0041学校でのいじめが怖いのは、一見してそれとわからないようなことをされてしまう点です。殴ったり蹴ったりなどのわかりやすいいじめなら、ある意味それを見ている他の大人が止めに入りやすいのかもしれません。ですがそうならないのがいじめの特徴であり、発見を遅らせてしまいます。

中学生のとき、私は友人からいじめられていました。その原因は、私のテストの成績が良かったからです。そのことでクラスの中で目立ってしまい、順位がすぐ下の男性ら数人に目をつけられてしまいました。私と同じ男性でなおかつ順位も近いというのがポイントで、女性や順位が離れている男性はまったくいじめてきませんでした。ただ、私にもいじめられる原因がありました。それは良い点数をとっておきながら何気なく「大して勉強はしていない」ということを口に出して言ってしまったのです。その言葉に対してそれなりに時間をかけて勉強した上で私よりテストの成績が下回ってしまった順位の近い男性らは、余計に腹立たしかったのだと思います。今から振り返ればまず順位のことを知らせるべきではないですし「大して勉強してない」なんて余計なことは口走らなければいじめられなかったのかもしれません。

そのいじめは先生の目からわかりにくいように行われました。体育でバスケやサッカーをしたときは、どんなにフリーでもパスがきませんでした。明らかに無視されていて、嫌われていたのだと思います。また、給食の時間でみんなと一緒になって食べるときも、いじめていた男性らは他の人とばかり話して私のことを避けていました。さらに、思春期特有の「誰々が好き」ということを根も葉もなくでたらめを言いふらされたり、移動教室の際意図的に一人にされたりなどされました。また、最終的にはもっとエスカレートして、ガムを頭に吐きつけられたこともありました。ただ、そのときの私はとても気弱で、そうされても笑ってごまかすか、ただ下を向くことしかできませんでした。先生は助けてくれないというかおそらく気付いてもいませんでしたし、女子も遠巻きから見ているだけでした。ただ、私に救いがあったのは、一人だけ仲良くしてくれた男性の親友がいたことです。

親友は住んでいる場所がお互いに近いこともあり、幼稚園の頃からいつも一緒に遊んでいました。親友は私のいじめとは無関係の別の理由で小学生のころから不登校になっていたのですが、だからこそ中学生のときは私のことで偏見を持つことなく遊んでくれました。親友はずっと学校に行けない日々が続いたのですが私もそれで偏見を持つようなことはありませんでしたし、そういうどこか似た者同士なところに共感したのかもしれません。親友がいたからこそたとえ学校でいじめっぽいことに遭ってもその後親友と遊んで辛い気持ちをチャラにできましたし、心のどこかで「私には親友がいるから何も心配ない」と支えに感じていました。そのため私は無事に中学校を卒業することができましたし、高校進学を機にクラスメイトがみんなバラバラになったのでいじめそのものはそこで終わりを迎えました。

もしも私に親友がいなかったら、どうなっていたかわかりません。ちょうど思春期で反抗期を迎えていたため親に対しては素直に悩みを打ち明けられなかったですし、家族には相談できませんでした。そうなれば自分で自分をとことん責めていたでしょうし、学校へ行くことに対して自暴自棄になっていたかもしれないです。そして、そのまま暗黒時代に突入したら今の自分はなかったでしょうし、そもそも高校へ進学していたかどうかもわからないです。それを考えると親友本人に自覚はなかったのかもしれませんが、私の心を助けてくれていたのは間違いないです。お互いに不登校やいじめに関して話題にすることは意外と多くなかったのですが、単に家でテレビゲームに興じていることが、どこかお互いの救いになっていたのだと思います。

学校では自分を表現できなくても親友の前では素直でいられましたし、いじめられているという事実に向き合わないで済みました。小さいころ親友と出会って付き合い続けていたからこそのことで、月並みかもしれませんが友人の大切さ、心強さによって私はいじめから救われたのです。いじめで良くないことはいじめられている側が孤立してしまうことだといわれます。それはまさにその通りで、私の場合は親友でしたが誰かしらがそばにいれば、何とかなるのかもしれません。それはつまりいじめられている現実とはまったく違う世界を他に持つということで、親や兄弟や祖父母や近所のおじさんおばさん、あるいはペットでも良いのかもしれないです。とにかく孤立しないで誰かと一緒に過ごしてさえいれば、いじめに遭っても乗り切れます。

本来はいじめそのものがない社会になれば一番いいですし、いじめに遭っても立ち向かっている強さがあれば乗り越えられます。ただ、そうでない人には必ず支えてくれる誰かが必要なのです。

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