映画・アニメ・ドラマなど名作色々口コミ9映画『ピンポン』。huluに入っているので、繰り返し何度も観てしまう映画の一つです。

松本大洋原作の漫画を宮藤官九郎脚本で映画化したもので、原作ファンからは賛否両論あるようですが、私は大好きです。キャスティングも、音楽も、撮り方も良くて。

小さい頃から卓球を続けてきた幼なじみのペコとスマイル。

彼らを中心に、卓球に青春をかける(あるいは過去にかけた)人々を描く群像劇です。

強いけれども、勝利への執着や熱意が希薄なスマイル。

周囲からの期待も疎ましく感じています。

無口で笑顔を見せないため、まるで人間的な心がないかのように見えてしまうスマイルも、実は、幼い時からずっとペコの背中を追いかけてきたことが次第にわかってきます。

ずっと強かったペコは、一度挫折した途端、ラケットを捨ててしまいます。

その後アクマに説得され、再びラケットを握って猛特訓を始めます。

才能に恵まれなかったアクマは、ペコに憧れて必死に努力したけれど、結局はものにならなかったのです。

一方、チャイナやドラゴンといった他校のライバルたちは、それぞれの事情や周囲の期待を背負って責任に押しつぶされそうになりながら、血のにじむような努力を続けています。

ライバルたちと違って、なかなか「死にものぐるい」になれないスマイルとペコ。

当初は他人から勝手に心の拠り所にされることへの戸惑い、疎ましさを感じていた2人も、やがてその期待を引き受ける覚悟を固め、真剣になっていきます。成長の物語です。

長編漫画である原作を、このような人物相関を中心に、よくまとめてあると思います。さすが宮藤官九郎。

無口なスマイルをARATA(現 井浦新)、風変わりな少年ペコを窪塚洋介が演じています。

あの歳の、あの瞬間の彼らにしか演じられないスマイルとペコ、素晴らしいです。自ら眉をそり落としてオーディションに臨んだというドラゴン役の中村獅童の演技も、鬼気迫っていて見どころです。

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