過労死・ブラック企業の口コミ・経験談・アドバイス0015ブラック企業と言う言葉は、誰でも聞いたことがあると思いますが、実際にブラック企業に勤めたことがあるという人は少ないはずです。
私は建設会社の住宅営業を行っていたのですが、入社して数年後にブラック企業だと感じ、最終的に其の会社を退社することになりました。
ブラック企業と聞けば、無理な残業を行わせると言ったことや、その残業代金を支払わないと言ったイメージがあるかもしれませんが、私が勤めていた会社では、残業を無理に行わせるようなことはありませんでした。
問題なのは、残業を自主的に行わせると言った会社の体制が出来上がっていることでした。
つまり、残業を自ら行わないと仕事が間違いなく終わるようなことがなく、どう考えても出来るわけのないボリュームの仕事を押し付けてくると言うスタイルだったのです。
入社して、最初の一年間は研修期間があり、とくにブラック企業だと感じることはありませんでした。
研修期間が過ぎ、自分で営業に出掛けなければならなくなると、ノルマを決められました。
ここまではどのような会社でも行なわれていることだと思いますが、そのノルマの内容がとても無茶な内容だったのです。
そのノルマをクリアーするために毎月、夜遅くまで仕事をしなければならないと言う仕事の仕方になり、ノルマを達成できなければ、上司から皆にノルマが達成されていない社員を公表するのです。同じ部門のメンバーだけではなく、他部門の社員にも公表されますので、どんどんと追い込まれていくような気持ちになっていきます。
つまり、こうした気持ちになりたくなければ仕事を取って来いと言うスタンスだったのです。
また、残業を命じたわけではないと言う会社側の考えがあり、残業代を支払う必要はないと言う会社側の考えがありました。
頑張ってもノルマに追いつくことができない、さらに頑張っているにも関わらず、残業代を支払ってくれないと言う、明らかなブラック企業だと感じさせる仕事に、ほとんどの社員がやる気を失っていたと思います。
さらに、ブラック企業と感じる部分は仕事内容だけではありませんでした。
上司からの嫌がらせも日常茶飯事のように行われていました。
個人的には、残業が続くことや給料の問題などはまだ我慢ができていました。
無理なノルマでも、そのノルマに向かって進んでいくと言う目標があったので不思議と頑張らなければと言う気持ちになっていました。
しかし、上司からの嫌がらせなどは、そもそものやる気自体をとても損なわせられました。
例えば、上司が行わなければならない仕事内容を私に依頼してくるようなことは当たり前で、仕事とは全く関係のないプライベートな用事までも依頼されました。
そのプライベートの依頼に答えていましたが、ある時会社に仕事ではない外出をしていると言われ、処罰を受けたこともあります。その時には指示をした上司は一切フォローをしてくれませんでした。
また、私が受注した仕事を上司が受注したことにされたこともありました。こうした上司の行動は、私だけに対するものではなく、部下全員に行っていたことなので、先輩や同僚と会社についてよく話をしましたが、私達の力で簡単に変えるようなことができないのも現実でした。
私達ができることは、今の現状から逃れることだけでした。
つまり、解決の方法は退職するしかなかったのです。当然、自主退職になりますので、失業給付金の影響も受けてしまいました。
ブラック企業は、実際に入社しなければなかなか分からないことです。
私が勤めていたその会社のホームページを見る限り、ブラック企業だと感じさせるような部分は当然ですが全くありません。むしろ、仕事にやり甲斐を感じるような内容になっています。
退職をして新しい仕事を探すときには、今までの経験がとても役に立ったいると感じます。
会社のホームページや、パンフレットなどを全て参考にするのではなく、そうした資料はあくまでも一つの参考資料だと考え、その会社で仕事をしたことがある生の声を参考にすることが大切だと感じました。
最近ではインターネットで企業の口コミ情報などが閲覧できるサイトがとてもたくさんあります。こうした口コミサイトを参考にして、実際の会社の経営状態や仕事の内容、仕事をしやすい環境かどうかと言う部分を総合的に判断をして決めることが最も大切なことだと思いました。
ブラック企業に勤めていた時は、毎日が辛いことばかりでした。自分が悪いのかもしれないと自分自身を責めたようなこともありました。
その辛い経験は間違いなく今では良い経験になっています。
今は転職をして、理想の会社に就職ができました。仕事内容は前職よりも大変で、毎日ノルマに追われており、ほぼ毎日過酷な残業もあります。
しかし、頑張った分だけ対価はしっかりもらえ、さらに上司からのフォローやバックアップもしっかり受けています。
ブラック企業とそうではない企業とでは、違いはほんの少ししかないかもしれませんが、その小さな違いで社員のやる気は全く変わってくるのです。

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