過労死・ブラック企業の口コミ・経験談・アドバイス0011ブラック企業の問題は複雑で根が深いように思えてしまいますが、それは企業のあり方を知ることで少しずつわかってきます。企業はとても複雑なお金の流れがありますので単純化することは難しいかもしれないですが、それでも軸になっている部分はどこも一緒です。それは売上から経費を引いた分が利益になるという点です。そして、ブラック企業と関わってくるのはこの経費の部分、つまり人件費です。企業が利益をとことん追求するなら、経費削減は必須です。その経費に人件費が含まれており、これを安くすればするほどブラック企業になっていきます。

 極端にいえばただ働きさせて売上を上げていけば、人件費はゼロになります。これなら売り上げがそのままほとんど利益になりますので、企業としては成功です。ですが、もちろんそれは法律的にもモラル的にも許されることではありません。労働者は働いた分の給料をもらうのが正当な権利ですし、それがなければ生きていけなくなってしまいます。その次に企業の取る方針は「最低限の給料だけは与えておいてそれ以外はサービスにしてしまう」という考え方です。これなら表向きは給料を渡しているわけですから一見不当には見えないですし、それで従業員から不満が噴出しなければオッケーになってしまいます。今問題になっているのはこうしたブラック企業のことで、これは正社員や派遣社員やアルバイトなど雇用形態に関係ないです。そして、それは誰の身にも起こりうることです。

 私がとある企業でバイトをしていたときも、こうした状況に出くわしました。それは仕事量に関することで、正社員と同じだけの仕事量を任されているにもかかわらず、給料はもちろん安い時給のままでした。責任や仕事量ばかりが増えていくのに給料だけは増えない、そんなジレンマを抱えながら仕事をするのはとても辛いです。ですが、たとえ心の内に不満を抱えていたとしてもあれこれと文句を言えないのがバイトの辛い立場です。変に文句を言って上に目をつけられれば辞めさせられてしまうかもしれませんし、何よりその企業に居にくくなってしまいます。労働者が労働者の権利を正しく主張しているだけなのにそれを疎まれてしまうこの風潮は、日本の良くないところです。

 また、ろくに休憩時間が取れないバイトをしたこともあります。それは上から「残業をするな、定時で終わらせろ」と厳命されていたからで、お昼休みなど悠長に休憩を取っていたら定時では終わらないためです。食事休憩は言葉通り食事をするだけの時間であり、ゆっくり休憩はできませんでした。手早くパンやおにぎりを頬張るのに忙しく、まったく休まらないです。それでは体への負担がどんどん大きくなっていきますし、そのバイトをしていたときはかなりげっそりと痩せてしまいました。それで不健康な仕事をしているのは体に良くないと気付き、バイトは半年とせずに辞めてしまいました。

 このようなブラック企業は決して珍しくなく、そこかしこでいろいろな話を他にも聞きます。仕事をすぐに覚えられない人がパワハラまがいの厳しい叱責を受ける、男性の上司が女性従業員に対してセクハラをする、用事があっても終業後の残業を迫られるなどは、もう日常茶飯事になっているかもしれません。それらはすべて企業で内々に行われていることですので、なかなか明るみには出てこないです。同僚同士や違う企業で働く友人同士と愚痴をこぼし合うことはあっても、具体的な改善策を提案して本当に改善されるということはあまりないのが現状です。

 その現状を打破したいのであれば、まずブラック企業ではない企業に転職をするしかないです。世の中には超ホワイト企業といわれるような従業員をとても大事にする企業があると聞きます。その企業へ転職することができれば、ブラック企業とは無縁の生活を送ることができます。仕事は普通おおむね実働8時間は拘束されますので、その8時間をどういう気持ちで過ごすかはとても大事です。勤めている企業に対して悶々とした不満を抱えイライラしながら働くのと、仕事や周りの人に感謝しながら働く企業では文字通り雲泥の差があります。それはどういう風に生きるかという人生観にもつながってくることで、勤めている企業がブラック企業で仕方がないというのなら、思い切って転職活動してみるのも解決策として有効です。

 世の中にはイキイキと仕事に精を出している人がいて、そういう人は自らすすんで労働時間を伸ばそうとします。それは仕事そのものが楽しくてしかたがないからであり、生きがいを感じているからに他なりません。そういう企業の環境を少しでも整えていきたいならまずは企業がブラック企業の問題点と真剣に向き合い、そこから脱却しなければいけないです。企業で働いている人が活力をもって働ければそのほうが売上は上がりやすいということに経営者が気付かなければいけないですし、それがブラック企業を少なくする問題解決の糸口になります。

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